FXはとても魅力のある金融取引商品です。
そこには、当然メリットもあればデメリットもあります。
そして、FXではこのメリットやデメリットを把握した上で始める必要があります。
そこで、当記事では初心者向け!FXを始める前に知っておきたいメリットとデメリットについて解説します。
FXのメリット

まずは、FXのメリットについて解説します。
少額資金から始められる
FXの大きなメリットの一つは、少額資金から取引を始められる点です。
他の金融商品と比較しても、特に初期費用が少なく済むため、初心者にも始めやすい投資方法となっています。
例えば、1,000通貨単位で取引が可能なFX会社の場合、1米ドル100円のレートで4,000円程度の証拠金があれば取引を始めることが出来ます。
このように、FXは1取引数千円から始めることが出来るため、初心者にとってもハードルが低い商品となっています。
24時間取引可能
FXは、土日を除く平日24時間取引が可能となっています。
これは、株式市場のように取引時間が限られていないため、仕事や生活が忙しい人でも、自分のライフスタイルに合わせて取引を行うことが出来ます。
特に、深夜や早朝に取引を行えることは、他の金融商品にはない、FXならではの大きなメリットと言えます。
そして、FXでは日本をはじめ世界中の市場が対象となっているため、タイミングを問わず利益獲得のチャンスがあります。
レバレッジの活用
FXでは、レバレッジを活用することにより、自分の資金以上の取引を行うことが出来ます。
日本国内のFX会社の場合、最大25倍のレバレッジが認められており、例えば1万円の資金で25万円相当の取引が可能です。
この仕組みにより、少額資金でも効率よく利益を狙える可能性があるため、初心者でも始めやすいです。
ただ、レバレッジ次第では大きな利益が狙える半面、大きな損失になる可能性もあるため、適切な資金管理が必要になります。
円安・円高どちらでもチャンスあり
FXのメリットには、相場が円安でも円高でも利益を狙える点にあります。
これは、FXが買いはもちろん、売りからでも取引を始められる仕組みになっているためです。
例えば、円安が進むと予想される場合には「買い」での取引を行い、円高が進むと考えられる場合には「売り」で取引を始めることが出来ます。
このように、FXでは売り買い両方で利益が狙えるため、チャンスが多いと言えます。

FXのデメリット

ここでは、FXのデメリットについて解説します。
レバレッジによる損失リスク
FXの大きな特徴の一つであるレバレッジは、少ない資金で大きな取引が可能になる半面、損失も拡大する可能性があるため注意が必要です。
例えば、25倍のレバレッジを利用している場合、為替レートが予想と逆方向に動くと、わずかな変動でも大きな損失を出すリスクがあります。
このため、レバレッジのメリットとデメリットを十分理解して、無理のない設定で運用することが必要になります。
急激な為替変動による損失リスク
為替相場は、世界中の経済状況や政治的出来事など複数の要因によって左右されます。
そのため、相場動向の予測が難しく、不意に相場が大きく動くことがあります。
例えば、重要な経済指標の発表や予期しない地政学的イベントが発生した場合、短時間で大きな損失が発生する可能性があります。
そのため、初心者の方は、こうした急激な変動にも対応できるリスク管理が必要になります。
ロスカットリスク
FXには、損失が一定水準に達した場合、証拠金が不足しないよう自動的にポジションが決済される「ロスカット」という仕組みがあります。
このロスカット、一見すると損失を限定的にするための仕組みに見えます。
ただ、為替相場の急変が大きすぎる場合には、思わぬ額の損失を被ることがあります。
そのため、取引の際には相場リスクを把握し、証拠金に余裕を持たせる必要があります。
スプレッドや手数料などのコスト
FX取引では、取引手数料が無料になっているFX会社が多いです。
ただ、通貨ペアごとに設定される「スプレッド」という売値と買値の差が取引コストとして掛かってきます。
このスプレッドは、取引回数が多いとその分増えるため、利益に影響を与える可能性があります。
また、一部のFX会社では、口座維持費用や入出金手数料が発生する場合もあります。
そのため、事前に利用するFX会社の手数料やコストをしっかり確認しておくことが必要です。

まとめ
・FXのメリットには、「小資金」「24時間取引可能」「レバレッジ」「円高円安関係なく利益が可能」などがあります。
・FXのデメリットには、「各種損失リスク」「ロスカット」「各種手数料」などがあります。